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ブックレビュー: 2012年9月アーカイブ

辻堂 魁: 月夜行 風の市兵衛

img-913090638.jpgお家騒動で揺れる出石藩の姫君が江戸市中で命を狙われた。武蔵国等々力村に身を潜めた姫の護衛に選ばれたのが、算盤侍の唐木市兵衛。美貌の上に天衣無縫な姫君、初めての市井の暮らしに目を輝かせるが、農民の困窮に心を痛める。そして無謀な行動に出たことから敵方に知られることに。

平成23年2月15日 初版一刷発行

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五味康祐: 薄桜記

img-917081419.jpg旗本随一の遣い手と言われた丹下典膳は、はからずも左腕を失い市井の浪人となった。一方、一刀流堀内道場の同門である中山安兵衛は、高田馬場の敵討で剣名を挙げ、播州赤穂藩浅野家の家臣・堀部安兵衛となる。立場は異にしても、互いに深い友情を感じる二人。だが、浅野内匠頭の殿中刃傷は、二人の運命をさらに変転させた。

昭和40年4月30日 発行
平成24年8月10日 34刷

PS:現在NHK-BSで放映中です。

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池波正太郎: 真田太平記(七)関ヶ原

img-903084803.jpg会津出陣中の徳川軍団から離れ上田に帰った真田昌幸・幸村は、ただちに城の守りを固める。家康は息子秀忠に中山道をゆく第二軍を率いさせ、真田信幸に先陣を命ずる。秀忠軍四万を上田城に迎えうった真田父子は、様々な謀略を使ってこれを釘づけとし、ついに関ヶ原の決戦に間に合わせなかった。真田父子が徳川軍の約半分を削いだにもかかわらず、結束のはかれぬ西軍は家康に敗れる。

昭和62年12月20日 発行
平成23年11月30日 54刷

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辻堂 魁: 風の市兵衛 帰り船

img-830161328.jpg日本橋小網町の醤油酢問屋「広国屋」に風のように一人の男が現われた。〝算盤侍〟の唐木市兵衛である。使用人の不正を明らかにしてほしいということだったが、折しも広国屋で使う艀に直買い(密輸)の嫌疑がかかっていた。市兵衛は店を牛耳る番頭の背後にいる、古河藩の存在を知る。その側用人と番頭の企みとは?

平成22年10月20日 初版第1刷発行

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