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ブックレビュー: 2013年1月アーカイブ

藤沢周平: 雲奔る 小説・雲井龍雄

img-Z15085238.jpg米沢藩士、雲井龍雄は大志を抱き江戸へ出て三計塾きっての俊才とよばれるようになる。幕末の狂乱に翻弄されつつも藩のため東奔西走し、探索方として活躍。しかし、薩摩の一方的な会津鎮撫に激しく憤り、「討薩の檄」を飛ばし奔走するのだが・・・・・。

2012年5月25日 初版発行

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佐藤雅美: 老いらくの恋

img-Z30100111.jpg浜町河岸のご隠居・武部九郎右衛門に、大金を隠し持っているとの噂あり。その額、五千両とも一万両ともいわれ、金目当ての有象無象がかまびすしい。縮尻御家人こと拝郷鏡三郎も興味津々、事の成り行きを見守るが、ご隠居の覚悟もさるもの、おいそれとは尻尾をQませない・・・・・・・。

2012年11月10日 第1刷

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池波正太郎: 真田太平記(十一)大阪夏の陣

img-115085301.jpg(十一)大坂夏の陣
和議休戦の翌日から、徳川家康はすべての参陣者を動員して外濠のみならず内濠までも埋め立てさせ、真田丸もまた破却されてしまう。幸村を取りこもうとする家康の計略により、信之(信幸改め)と幸村は京都で会見するが、幸村の家康の首を取るという信念はゆるがない。元和元年五月七日、裸城となった大阪城を打って出た幸村は、若き日の予感どおりに向井佐平次とともに戦場に倒れる。

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佐藤雅美: 槍持ち佐五平の首

img-Z30100137.jpgころは文政の初年、相馬藩の宿割役人が主に先立ち、奥州街道は大田原宿の本陣にて明日の宿泊の確認にやってきた。そこへ会津藩が格式を笠に着ての無理難題。この騒動に巻き込まれた臨時雇いの槍持ち、佐五平の運命が翻弄されていく。

2004年4月10日 第1刷
2004年4月30日 第2刷

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加藤 廣: 宮本武蔵(上)(下)

img-Y09104947.jpg京の妙心寺に身を寄せていた武蔵の元へ細川家より剣術指南役の話が舞い込んだ。条件は同家の剣術指南、佐々木小次郎との模範試合。若き頃、幾度も小次郎の名を耳にした武蔵は、その対決に心が騒ぐ。一方、背後では幕府の切支丹弾圧の始まりによって窮地に追い込まれた細川藩のある策略が進行していた-----。全く新しい人物像を躍動感溢れる筆致で描いた決定版・武蔵。

平成24年10月1日 発行

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加藤 廣:宮本武蔵(下)

img-Y24080322.jpg仕官が叶わず行き場の無い武蔵は、家康との決戦に備える豊臣勢に加わろうとするも全く相手にされない。さらに、小次郎との決闘で細川家に利用されたことに気づき、己の無力さに、再び愕然とする。そんな折、水野勝成に請われ大坂夏の陣への参加が決まり、念願の武人としての機会を喜ぶが-------。

平成24年10月1日 発行

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