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ブックレビュー: 2017年8月アーカイブ

永井路子: 火環

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京の権力を前に圧迫され続けてきた東国に、ひとつの灯がともった。

源頼朝の挙兵に始まるそれは、またたくうちに、関東の野をおおった。

鎌倉幕府の成立、武士の台頭------その裏には彼らの死に物狂いの情熱と野望が激しく燃えさかっていた。

 

2012年6月10日 新装版第1刷

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山本一力: 損料屋喜八郎始末控え

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上司の不始末の責めを負って同心の職を辞し、刀を捨てた喜八郎。

庶民相手に鍋釜や小銭を貸す損料屋に身をやつし、

与力の秋山や深川のいなせな仲間たちと力を合わせ、

巨利を貪る札差たちと渡り合う。

田沼バブルのはじけた江戸で繰り広げられる息詰まる頭脳戦。

 

2003年6月10日 第1刷
2017年5月30日 第25刷

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中村彰彦: 明治無頼伝

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新撰組三番隊長・斉藤一-----鳥羽伏見の敗戦後、合図藩に身を投じ、

新政府と戦い抜いた彼は、明治になり、藤田五郎と名を改める。

政府に抵抗を続ける旧会津藩士・高津仲三郎を助けるべくその跡を追い、

東京警視庁に奉職しつつ、さらに西南戦争にまで参加した彼が見た「明治」という時代とは。

 

2015年9月22日 第1版第1刷

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佐藤雅美: 八州廻り桑山十兵衛 関所破り定次郎 目籠のお練り

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上州玉村で道案内が殺され、下手人の定次郎が逃走した。

同じころ、十兵衛は保土ヶ谷の道案内を殺した六蔵を追って相州に出向いたが空振りに終わり、

引き続き上州へと向かう。

二件の関所破りを追うことになった十兵衛と、破れかぶれになりせめて名を上げようとする侠客たち。

十兵衛は、首尾よく彼らを捕らえることができるのか。

 

2017年6月10日 第1刷

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