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ブックレビュー: 2019年11月アーカイブ

司馬遼太郎: 翔ぶが如く(九)

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熊本をめざして進軍する政府軍を薩軍は田原坂で迎えた。

ここで十数日間の激しい攻防戦が続くのである。

薩軍は強かった。すさまじい士気に圧倒される政府軍は惨敗を続けた。

しかし陸続と大軍を繰り出す政府軍に対し、篠原国幹以下多数の兵を失った薩軍は、

銃弾の不足にも悩まされる。

薩軍はついに田原坂から後退した------。

 

2002年6月10日 新装版第1刷
2017年9月30日 第14刷

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山本博文: 「忠臣蔵」の決算書

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吉良邸討ち入りに費やされた軍資金は「約七百両」-----

武器購入費から潜伏中の会議費、住居費、飲食費に至るまで、

大石内蔵助は、その使途の詳細を記した会計帳簿を遺していた。

上野介の首を狙う赤穂浪士の行動を金銭面から裏付ける稀有な記録。

それは、浪士たちの揺れる心の動きまでをも、数字によって雄弁に物語っていた。

 

2012年11月20日 発行
2019年6月10日 3刷

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津本 陽: 小説 渋沢栄一(下)

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「コンペニー」「コルポレーション」「バンク」を創り、

新たな国家システムを構築した〝富国共栄〟の設計者・渋沢栄一。

「経済の平和に基を置かねばならぬ」ことを信じた男の発想力、行動力の源泉とは何だったのか?

現代社会にも通じる混乱と閉塞を駆逐し、改革和断行した不世出の経済人の生涯を描き切る。

 

平成19年2月10日 初版発行
平成31年4月25日 4版発行

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