皆で語ろう!

間違いなく今年一番面白かった小説

今年も残すところあと40日余りとなった。そしてまた夜が長い季節がやって来た。

 

と言うことは、また沢山本を読める季節やって来たと言うことにもなる。

 

 

今年も結構本を読んだ。

 

 

色々な人の本を、そして色んなジャンルの本を読んだ。

 

 

どの本も面白かったし、例の村上ワールドなんかも最高であった。

 

 

そんなとき我が愚息が「父上、この本はもうお読みになられましたか?」と

聞いてきた。

 

 

実際には「父ちゃん、この本もう読んだ?」であったが「めちゃ面白いよ!」と

一冊の本をテーブルに放り投げた。

 

 

それがこれだ!

 

 

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和田 竜の歴史小説 『のぼうの城』である。

 

 

この本の存在は知っていたが正直なところあまり読む気がしなかった。

 

 

だが今は「間違いなく今年一番!!」と自信を持って言えるほど、最高に

面白い本であった。

 

 

「なぜ、こんな城が!」五万余の軍勢を率いる石田三成は、蓮沼に

 

 浮かぶ小城を前に歯がみした。天正十八年(一五九〇)、太閤秀吉が

 

 関東の雄・小田原北条家に怒涛のごとく襲いかかった。

 

 百を超す支城が次々と陥落する中、なぜか三成が攻略する武蔵・忍城

 

 だけが落ちないのだ。足軽・百姓合わせてたった三千人弱の兵力にも

 

 かかわらず…。戦国史上 類を見ない大攻防戦。

 

 

本の帯裏にも

 

 

CIMG0963.JPG

 

 

と書かれている。

 

 

とにかく面白い!歴史小説としては類を見ない面白さで、寝床に入り

読み始め、寝ることを忘れて気が付けば午前4時であった。

 

 

そしてこの小説が映画化されることが正式に決まったらしい。

 

 

著名人のコメント

 

【作家:井上ひさし】さん

 「語り口には張り扇の音が聞こえてきそうなほど調子が良くてリズムのいい

  本である。」(文芸春秋9月号より)

 

 

【俳優:谷原章介】さん

 「はっきり言って今年のナンバー1!」(王様のブランチにて)

 

 

【女優:加藤夏希】さん

 「戦国最後の戦、そんな時代背景で主役は成田長親なんて『信長の野望』

にも出てこなかった渋い人!たまりません!

 

 

【構成作家:鈴木おさむ】さん

 「こんな面白い戦が歴史上で行われていたなんて知らなかった・・・・。

  ボクは男子として『篤姫』よりもこっちの話に興奮する。」

 

等々である。

 

 

同じ小説を二度読むことはめったにしない私だが、この本だけはまた読む

ことにする。

 

 

ちなみにこの本

 

 

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息子が古本屋で600円で買ったものである。

 

 

仕方ないから愚息に300円渡した!

 

 

そのお返しの言葉は「ケチ~~!!」であった。

 

 


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