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進化する建設機械

12月の始め、社内検査で利根別川広域河川改修の現場に行った。

 

 

この日の検査は護岸矢板の高さの確認であったが、その矢板を打込む機械

がこれである。

 

 

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これだけ見ると、なにか農業用機械にも見えるし、何かの工場にある機械にも

見えるし、見方によっては軍事的な兵器に見えないこともない。

 

 

だがこれが油圧式杭圧入引抜機(サイレントパイラー)である。

 

 

これは近くに住宅地等があり、振動・騒音を絶対出せない場所での施工に適し

ている。

 

 

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このように別のクレーンで矢板を吊り上げ

 

 

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この機械に抱かせ

 

 

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静かに静かに、少しずつ少しずつ矢板を圧入するのだ。

 

 

ふた昔前はバイブロハンマーといって、もの凄い振動と騒音で矢板を打ち

込んだものであったし、ひと昔前は同じサイレントパイラーでも機械自体が

やたら大きく、そのくせ圧入力はそれほどでもなく、硬い地盤だと一日に数枚

しか打てないこともあった。

 

 

だが今では

 

 

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もの凄い速さで矢板を打込む(ちなみに写真は一日で打ったものではない)

 

 

そしてその打込み精度も

 

 

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きれいに揃い、とても12メートルの矢板を打ったとは思えない。

 

 

まあこれほどきれいに打ち込めるのは、それを扱う人達のすばらしい技術が

あるのは無論であるが、こんな秘密兵器もある。

 

 

それがこれだ!!

 

 

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レーザー式のレベラーで、常に打ち込み高さを監視しているのだ。

 

 

ともあれ、建設機械だけではないが、世の中すべてが進化し続けている。

 

 

しいて言えば、最近進化していないのは沖縄の普天間問題だけかも・・・。

 


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