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津本 陽: 夢のまた夢(四)

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旧主信長が夢見た天下統一を秀吉はついに成し遂げる。だがその心には、老いて得た嫡子・鶴松の行く末の不安、いかな栄達もこの世限りという哀感が漂っていた。家中に石田三成ら武家官僚と他の武将たちとの軋轢が生じるなか、秀吉は自らを鼓舞し、明国討伐に着手する。

平成24年12月10日 初版発行

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