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ブックレビューの最近のブログ記事

井上様: 本覚坊遺文

20230302084925師利休は何故太閤様より死を賜り、一言の申し開きもせず従容と死に赴いたのか?弟子の本覚坊は、師の縁の人々を尋ね語らい、又冷え枯れた磧の道を行く師に夢の中でまみえる。

2009年1月10日 第1刷発行
2022年12月15日 第10刷発行

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井上 靖: 利休の死

20230216083835天正十年(1582)、武田が滅び、信長は本能寺で倒れ、それに代わった光秀が討たれ、天下は秀吉の手中へと動き出す-------。桶狭間の戦い(1560)から天目山の戦い、利休の死(91)まで戦国乱世の三十年を十一篇の短篇で描く。

2021年1月25日 初版発行

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井上 靖: 蒼き狼

202302020850531162年、遊牧民モンゴル族の一部族の首長の子としてこの世に生を受けた鉄木真=成吉思汗は、多民族と激しい闘争を繰り返しながら、やがて全蒙古を統一し、ヨーロッパにまで及び遠征を企てる。65歳で没するまでひたすら敵を求め、侵略と掠奪わ続けた彼のあくなき征服欲はどこから来たのか?

昭和39年6月25日 発行

令和2年10月10日 98刷

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荒山徹: 白村江

20230117084045660年、唐・新羅連合軍によって百済は滅亡し、王とその一族は長安に送られた。遺された王族は倭国へ亡命していた豊璋ただ一人----。新羅の金春秋、高句麗の泉蓋蘇文、倭の蘇我入鹿、葛城皇子(のちの天智天皇)-------各国の思惑は入り乱れね東アジアは激動の時代を迎える。大化の改新、朝鮮半島の動乱、そして白村江の戦いへと連なる歴史の裏でうごめいていた陰謀とは。

2020年1月23日 第1版第1刷
2021年5月27日 第1版第8刷

PS: ラスト、葛城皇子は、しゃべりすぎるのでは?

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荒山徹 : 神を統べる者(一) 厩戸御子倭国追放篇

20230110091924崇仏派の蘇我馬子と廃仏派の物部守屋が対立する、六世紀の倭国。天才と噂される少年・厩戸御子は仏典を読み漁っていた。仏教導入の切り札として、馬子から期待されていたのだ。ある日、森谷の邸を訪れた御子は、彼が所蔵する膨大な数の経典を披露される。廃仏派の守屋が一体なぜ!?一方、時の帝は厩戸の異能を危険視し、ある決断を下した-------。

2021年2月25日 初版発行

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浅田次郎: 一刀斎夢録(下)

20230110094411沖田、土方、近藤ら仲間たちとの永訣。土方の遺影を託された少年・市村鉄之助はどこに消えたのか--------維新後、警視庁に奉職した斎藤一は抜刀隊として西南戦争に赴く。運命の地・竹田で彼を待っていた驚愕の光景とは。

2013年9月10日 第1刷
2021年12月15日 第4刷

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浅田次郎: 一刀斎夢録(上)

20221219083441「飲むほどに酔うほどに、かつて奪った命の記憶が甦る」------最強と謳われ怖れられた、新選組三番隊長斎藤一。明治を隔て大正の世まで生き延びた“一刀斎”が近衛師団の若き中尉に夜ごと語る、過ぎにし幕末の動乱、新選組の辿った運命、そして剣の奥義。

2013年9月10日 第1刷
2021年12月15日 第4刷

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山本七平: 私の中の日本軍 (下)

20221212084107「われわれの世代には、戦争に従事したという罪責がある。しかししもし自らの体験をできる限り正確に次代に伝えないならば、それは釈明の余地なきもう一つの罪責を重ねることになるだろう」。日本軍という歪な組織の構造を明らかにし、戦後日本が抱える病弊を浮き彫りにした。

2022年9月10日 第1刷発行

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浅田次郎: 輪違屋糸里(下)

20221118082634芹沢鴨の愛人お梅、平山五郎の恋人吉栄、新選組の屯所、八木・前川両家の女房たちは、それぞれの立場から、新選組内部で深まる対立と陰謀を感じ取っていた。愛する土方のため、芹沢暗殺の企みに乗った糸里の最後の決意とは?

2007年  3月10日 第1刷
2017年12月15日 第9刷

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浅田史郎: 輪違屋糸里(上)

20221114094743文久三年八月。「みぶろ」と呼ばれる壬生浪士組は、近藤勇ら試衛館派と、芹沢鴨の水戸派の対立を深めていた。土方歳三を慕う島原の芸妓・糸里は、姉のような存在である輪違屋の音羽太夫を芹沢に殺され、浪士たちの内部抗争に巻き込まれていく。

2007年3月10日 第1刷
2018年11月5日 第12刷

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