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ブックレビュー: 2017年3月アーカイブ

磯田道史: 殿様の通信簿

20170313083025

史料「土芥寇讎記」-----それは、元禄時代に大名の行状を秘かに探索した報告書だったのか。

名君の誉れ高い水戸の黄門様は、じつは悪所通いをしていたと記され、

あの赤穂事件の浅野内匠頭は、女色に耽るひきこもりで

、事件前から家を滅ぼすと予言されていた。

 

平成20年10月1日 発行
平成23年6月25日 2刷

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山本兼一: 夢をまことに(上)

20170311083651近江国友村の鉄砲鍛冶である一貫斎は村の訴訟に巻き込まれ江戸に出ることになった。

太平の世に鉄炮の注文は減り、村は景気が悪く寂れた状況にあった。

江戸に出た一貫斎は持ち前の好奇心で交友を広げ、オランダ渡りの新式鉄炮の修繕を依頼される。

見事に鉄炮を修繕した一貫斎は独自の工夫によって改良型まで作ってしまう。

 

2017年2月10日 第1刷

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池波正太郎: 雲霧仁左衛門(後編)

20170310085804

尾張・名古屋城下で、五千両余を盗み出し、一人も負傷することもなく逃亡した雲霧一味は、

再び江戸で、数年後の盗みばたらきに備えて暗躍をはじめる。

一方、何度も雲霧一味に煮え湯をのまされた火付盗賊改方と町奉行所は、

一味の探索に執念を燃やし、肉薄する------。

雲霧仁左衛門は、胸に秘めた最後の盗めばたらきを成し遂げられるか?

 

昭和57年6月25日 発行
平成28年12月25日 63刷

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逢坂 剛: 平蔵狩り

20170307145532

人前には自らの顔を決して見せない火付盗賊改の頭領、長谷川平蔵。

オランダ渡りの秘薬の謎を探り、盗賊を率いる父娘わ追う。

ある日、自分の父であるという(本所のへいぞう)を訪ね、京から若い女絵師が下って来た------。

 

2016年12月10日 第1刷

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