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ブックレビュー: 2024年2月アーカイブ

松本清張: 乱灯 江戸影絵(下)

20240213083504「尼僧殺しの下手人・幸太が鯖江藩邸に匿われている」弥作に情報を流したのは、将軍の親戚筋、松平越前守の縁者だった。大久保家に対抗する鯖江藩家老、老中安藤対馬守、大目付松波筑後守までもが、幸太をめぐって動き出した。15年前に越前の寒村で起きた焼き討ち事件、その裏に隠された真の目的とは?関係者が次々と殺されていく一連の事件に大岡忠相はどう裁きをつけるのか?

平成20年8月25日 初版発行
令和5年10月25日 7版発行

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松本清張: 乱灯 江戸影絵(上)

20240205082330享保七年、目安箱に投じられた一通の上書がすべての発端だった。将軍徳川吉宗から命を受けた南町奉行大岡忠相は、配下弥作らを差出人捜査にあたらせていた。その最中、芝の寺の尼僧が殺され、背後に旗本大久保家の存在が浮上する。吉宗も自ら密使として庭番青木文十郎を越前に向かわせたが、事件の核心に近づいたとき、刺客もまた背後に迫っていた!

平成20年8月25日 初版発行
令和4年9月25日 4版発行

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安部龍太郎: 五峰の鷹

20240129083411戦国時代、朝廷から金堀り御免の認可を得ていた三島家は石見銀山から莫大な収益をあげていたが、近隣勢力によって家を滅ぼされる。危ういところで難を逃れ、都で剣の腕を磨いた嫡子・清十郎は、お家の再興を目指し、海商・王直の知遇を得て貿易商人として才覚を見せ始める。なかでも鉄砲の威力にいちはやく着目、原材料の流通を押さえる一方で、その製法や扱い方、さらに戦術も会得していく。

足利十三代将軍義輝、毛利元就、若き織田信長らの交流を経て戦国武将として成長。絶体絶命の危機を何度も乗り越えて、夢に近づいてゆく。

2016年2月10日 初版第一刷発行

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