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中路啓太: うつけの采配(上)

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名門・毛利両川の血統に反発し、幼少期より「うつけ」と呼ばれた吉川広家。

だが、叔父・小早川隆景はその将才を見込み、毛利百二十万石の采配を譲ろうとする。

一方、「我こそ毛利の軍師」と自負する安国寺瓊は、秀吉亡き後の党派対立において、

徳川家康を倒すべく石田三成に接近する。

これを毛利の危機と見た広家は、ひとり立ち上がるが------。

 

2014年10月25日 初版発行

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