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山本兼一: 心中しぐれ吉原

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蔵前の札差・大口屋文七の女房みつが、桜が満開の頃、出会茶屋で役者と心中した。

しかし文七は、女房の不貞を信じられず、無理に殺されたに違いないと自ら探索をはじめる。

一方、大口屋の大旦那が、

〈花魁・瀬川に惚れさせた男に自らの持っている貸し金の証文を全部くれてやる〉と、

文七たち八人の分家の主に宣言したが------。

 

2016年6月18日 第1刷発行

PS:登場人物が少ないので、犯人はすぐ分りますが-----。

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