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ブックレビュー: 2023年7月アーカイブ

砂原浩太朗: 高瀬庄左衛門御留書

20230718082643神山藩で、郡方を務める高瀬庄左衛門。五十歳を前に妻に先立たれ、俊才の誉れ高く、郡方本役に就いた息子を事故で失ってしまう。残された嫁の志穂とともに、手慰みに絵を描きながら、寂寥と悔恨の中に生きてきた。しかし藩の政争の嵐が、倹しく老いてゆく庄左衛門を襲う。

2023年6月15日 第1刷発行

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浅田次郎: 憑神

20230626081045時は幕末、処は江戸。貧乏御家人の別所彦四郎は、文武に秀でながら出世の道をしくじり、夜鳴き蕎麦一杯の小遣いもままならない貧乏暮らし。ある夜、酔いに任せて小さな祠に神頼みをしてみると、霊験あらたかにも神様があらわれた。だが、この神様は、神は神でも、なんた貧乏神だった。

平成19年5月1日 発行
令和3年10月15日 19刷

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