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ブックレビュー: 2013年11月アーカイブ

辻堂 魁: 五分の魂 風の市兵衛

img-Y01083907.jpg〝算盤侍〟唐木市兵衛に、貧乏旗本の倅が犯した金貸し婆斬殺事件を洗い直してほしいという依頼が入った。調べを開始した市兵衛は、失踪した御家人一家の捜索に当たる定町廻り同心・渋井鬼三次と度々遭遇、手を組むことに。やがて事件の背後に花町の顔役と羽振りのいい骨董屋、元勘定吟味役たちの蠢きを嗅ぎつけたとき、二つの事件が〝水戸〟と〝出資話〟で繋がった!

平成24年10月20日 初版第1刷発行

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浅田次郎: 壬生義士伝(上)

img-X29080951.jpg小雪舞う一月の夜更け、大阪・南部藩蔵屋敷に、満身創痍の侍がたどり着いた。貧しさから南部藩を脱藩し、壬生狼と呼ばれた新選組に入隊した吉村貫一郎であった。〝人斬り貫一〟と恐れられ、妻子への仕送りのため守銭奴と蔑まされても、飢えた者には握り飯を施す男。元新選組隊士や教え子が語る非業の隊士の生涯。

2002年9月10日 第1刷
2011年7月25日 第26刷

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山本兼一: 黄金の刀 刀剣商ちょうじ屋光三郎

img-X22081426.jpg純金入りの〝黄金鍛え〟の刀をめぐり一万両の刀剣詐欺が勃発。盗人は詐欺剣相家の白石瑞祥。光三郎の刀剣談義仲間の一人は瑞祥を信じて詐欺の片棒を担いでしまう。瑞祥は奪った金を元手に憧れの名刀を求め江戸を出た。光三郎は瑞祥を追い、日本刀「五か伝」の地、相州鎌倉、美濃関、京、奈良、備前長船へ!

2013年9月13日第1刷発行

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