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横溝正史-本陣殺人事件

横溝正史本陣殺人事件

 一柳家の当主賢蔵の婚礼をおえた深夜、人びとは、恐ろしい人の悲鳴と琴の音を聞いた。離れの座敷の新床の上に、血まみれになって倒れた新郎新婦。その枕元には、家宝の名琴「おしどり」と三本指の血痕の残る金屏風があった。・・・・・・・宿場本陣の旧家に起こった、雪の夜の惨劇を描いて、密室のトリックに挑戦する表題作ほか、「車井戸はなぜ軋る」「黒猫亭事件」の二辺を併せ収める。

昭和48年 4月30日 初版発行
昭和51年12月10日 24は版発行

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