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ブックレビュー: 2014年9月アーカイブ

田中啓文:鍋奉行犯科帳

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大坂西町奉行所に型破りな奉行が赴任してきた。名は大邉久右衛門。大食漢で美食家で、酒は一斗わ軽く干す。ついたあだ名が「大鍋食う衛門」。三度の御膳が最優先で、やる気なしの奉行に、与力や同心たちはてんてこ舞い。ところが事件が起こるや、意外なヒラメキを見せたりする。ズボラなのか有能なのか、果たしてその裁きは!?

2012年12月20日 第1刷
2013年  2月12日 第2刷

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田中啓文: 鍋奉行犯科帳 浪花の太公望

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大坂庶民の夏の楽しみといえば、天神祭と鱧料理。だがこのところ、刀ばかりを狙う賊徒が横行し、東西町奉行所の与力や同心たちは祭どころではない。能天気なのは食い道楽の奉行・大邉給久右衛門のみで、騒ぎをよそに料理方の源次郎に鱧の骨切り修行を言い渡す始末。その目的が噴飯もので------------。

2014年5月25日 第1刷

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葉室 麟: 川あかり

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川止めで途方に暮れている若侍、伊東七十郎。藩で一番の臆病者と言われる彼が命じられたのは、派閥争いの渦中にある家老の暗殺。家老が江戸から国に入る前を討つ。相手はすでに対岸まで来ているはずだ。木賃宿に逗留し川明けを待つ間、相部屋となったのは一癖も二癖もある連中ばかりで油断がならない。更に降って涌いたような災難までつづき、気弱な七十郎の心は千々に乱れる。そしてその時がやってきた-----。

2014年2月15日 第1刷発行

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葉室 麟: 無双の花

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島津勢の猛攻に耐え、駆けつけた秀吉に「その剛勇鎮西一」と誉め称えられた立花宗茂は、九州探題大友家の元家臣であったが、秀吉によって筑後柳川十三万石の大名に取り立てられた。関ヶ原の戦いで西軍に加担した宗茂は浪人となったが、十数年後領地に戻れた唯一の武将となった。

 

2014年7月10日 第1刷

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