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コイカクシュサツナイ岳~ヤオロマップ岳~1839峰

コイカクシュサツナイ岳(1721m)~ヤオロマップ岳(1794.3m)~1839峰
2002.8.14
 札内ヒュッテ 6:00~上二股 8:45~夏尾根の頭 14:15~コイカクシュサツナイ岳 15:00 BC
  前夜は、雨道の運転に疲れて剣山小屋に泊めさせてもらう。
 当日、札内ヒュッテには既に数台の車が駐車している。カムイエクウチカウシ、コイカクシュサツナイのどちらに行ったのか?その答えは、上二股で出た。沢靴が一足も置いていないのである。ここで、登山靴に履き替え、各自5リットルの水を担ぎ、急登で有名なコイカクの登りにチャレンジする。水を加えた荷は重く、夏尾根の頭まで5時間もかかってしまう。日頃の運動不足を痛感する。

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夏尾根からの通称1823峰

 目指す1839峰は、遠い。重荷と暑さのため、バテバテの人もいるので、コイカク頂上をBCとする。

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ヤオロマップ岳~1839峰(右端)

2002.8.15
 BC 3:55~ヤオロマップ岳 5:50~1839峰 8:40~ヤオロマップ岳 12:00~BC 14:10
  夜は結構雨が降ったが、朝の視界は良好。ダイナマイトダッシュでヤオロマップ岳を目指す。コイカクから30~40分下ったところに1張り分のテン場スペースがあった。1時間行った「ヤオロの窓」には2張り分ある。途中、ハイマツを気にしないで歩けるのは、ヤオロ周辺だけである。

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1839峰

 ヤオロマップ岳では、今回は水を汲めなかった。ヤオロを過ぎ、1781mを下りきった稜線から、左のサッシビチャリ沢を見ると、でっかい熊がこちらの稜線に向かって来るのを発見する。

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真ん中の小さい点が、でっかい熊、こちらを伺っていた。


 帰りが心配だが、いまさら引き返しは出来ない。とりあえず、1839峰へ急ぐこととする。1839峰へ続く稜線は、地図上でも見た目にも、たいしたアップダウンがないように見えたが、実際はかなりコブがあり、ハイマツもかなり手ごわい。最後は、岩場左横のハイマツ付の泥壁を、だましだまし登り、頂上の人となる。

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1839峰

 帰りは、ホイッスルを吹き吹き歩く。来た時には気付かなかったが、1781mの登りはビチャビチャの熊の糞だらけであった。

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コイカクシュサツナイ岳~ヤオロマップ岳

2002.8.16
 BC 5:30~上二股 7:45~札内ヒュッテ 9:50
 スカッ晴れの朝、360度の展望を楽しみ、惜しみながら夏道を下山する。少し肌寒い昨日のほうが歩きやすい。

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テントが2張りある処がコイカクシュサツナイ岳、真ん中奥がカムイエクウチカウシ山

 この暑い中、続々と人が登ってくる。上二股でたっぷり水を補給し、沢を下る。ヒュッテには車が30台ほど停まっていた。ヒュッテから上流1㎞ほどのところで土砂崩れとのこと。そんな近くで通行止めでは、横断道の完成なんて、無理無理、税金の無駄遣いなどと話しながら帰途に着く。 後日談であるが、コイカクの夏尾根の頭から、ナナシ沢へ20分ほど下ったところで、水が汲めるとのこと。ただし、往復2時間ほどかかりそうである。視界が悪い時は、要注意と思われる。





 

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