境界線上の側溝布設

境界確認.jpgよく土地の境界線上にお隣同士でお金を出し合って側溝を入れたり、塀を建てたりするじゃないですか。

 

今日から入ったお宅もそういう現場で、これから住宅の新築に先駆け、境界線上に側溝をいれていきます。

 

そこで心配なのが一度取り外した境界杭の扱い!

 

そもそも、施工した業者(我が社ですが)が、本当に元々境界石があったところに正確に復元しているのかどうかだってわかりませんよね!

 

そこで当社では、石を取り外す前にお客様立ち会いの元、確認をできるようにしています。

(写真は今日の確認作業の様子です)

 

 

 

今回行った方法としては・・

 

一点、固定点を出し、そこから遠くの固定点を0度と見なし、すべての境界杭への角度と距離を正確に押さえます。

 

測距0425.jpg例えば、遠くの固定点(今回は2~3㎞先に見える看板の角)を0度に合わせ、境界石までの角度(2°12′30″)を測り、光波測距機で16.029mなどと正確に距離をあたって、杭を抜く前の数値を確認していただいてます。

 

そして、工事終了後には側溝の中に石杭を入れるわけにもいかないので、また正確に位置出しをした上で、十字の入ったピンを打ち込み、お客様に再度確認してもらって終了となります。

 

なんせ、重要なものですから、慎重に取扱したいと気をつけているわけです。

 

特に今回は関係する地権者が3名いらっしゃって、内2名の方々が岩見沢在住じゃないため、写真の1名の方が代表して確認する事となってましたので尚更です。

 

 

これから、始まる長~い近所づきあいになるでしょうから、トラブルの元は少しでも減らしておかねば!と思ってます。

 

そんなこんなで境界の取扱はデリケートに!てな話でした。

 

 

《専務取締役 平野》
http://www.hira-ken.com


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