久々。駅ネタ。。

4月12日(月)

 

現在編集中の記録誌の打合せに参加させていただく。

 

記録誌編集会議0412.jpg

 

グッドデザイン大賞を受賞した駅がどんな背景を持ってるのかがわかる記録誌をと言うことで昨年秋から、取りまとめ役として膨大な作業を担ってくれたS氏と、はまなす財団K氏の編集協力をいただきながら、いよいよ最終煮詰めの段階まできたところ。

 

その膨大は付箋と赤書きはコレまでの壮絶なやり取りを知るには十分なボリューム。

 

私はおんぶに抱っこの半オブザーバー状態ゆえ、只でさえわからない事が多いのに印刷、製本の専門用語は全く理解できず・・。

 

ご尽力されている皆様にはホントに頭が上がらない。。(私はホント使えないヤツ・・)

 

そんな思いを胸に秘めつつ、、、はまなす財団のK氏を駅まで送った時・・

 

なんと!

 

レンガ壁の前で記念撮影する家族(?)を発見!

 

岩見沢駅刻印レンガ.JPG

 

 

 

以下、勝手な想像・・・

 

 

「やったよ!お父さんのレンガ見つけたよ。」

 

「おぉ~。。そのレンガと一緒に写真撮ってくれ。」

 

「いや~。初めて岩見沢来たけど、実物が見つかると嬉しいねぇ~!」

 

「ホントホント!北海道まで来た甲斐があった!!」

 

 

 

的な感じが見て取れる風景。(会話はあくまで勝手な想像です)

 

 

 

というのも、先ほど打合せした記念誌の裏表紙には、参加してくれた方々が思いをこめて記載してくれたメッセージがチョイスされて掲載されます。

 

 

その中には、「いつかお父さんが働いていたという岩見沢駅に行ってみたい!」とか、「今は遠く離れた場所に住んでいるけれど、絶対自分のレンガを見に行くぞ!」みたいなメッセージが多い。

 

らぶりっくいわみざわ.jpg

 

(岩見沢刻印レンガのメッセージを見れるサイト で”②レンガを見る”というボタンをクリックすると見れます。(何もメッセージが記載されていない人のは「らぶりっく!!いわみざわ」と表示されますが、地道に見ていくと結構感慨深いメッセージが多い。))

 

 

 

きっと、今日見かけた御一行も、印象としては初めて岩見沢を訪れ、自分のレンガを見つけた喜びとはしゃぎ具合が想像できてとても温かかった。(もしかしたら岩見沢在住の人々だったかもしれませんが、私にはそう見えた・・)

 

 

西友の問題も含め、この駅を降りた時に見える中心市街地の疲弊感というのは相当なもの。

 

 

かといって、何をどうしたら良いかなんて見えていない。

 

 

批判する人は多くても、そこにヴィジョンとアクションを起こせる人がどれほど居よう。

 

 

 

この駅が少しでもそんな再生のきっかけになれば良いなと。

 

 

でも、そのためには、もっと多くの夢を語れる場でもできないとならないですね。

 

 

と、レンガの前で記念撮影する御一行を見て、そんな前向きな気持ちをもらった日。

 

 

 

世知辛い世の中ですが、できる事からコツコツと。。

 

なのかな・・。

 

 

《専務取締役 平野》

http://www.hira-ken.com


コメント(8)

頑固オヤジ:

どもどもお久です。
 
自身のブログにて“三笠高校存続”に関する記事を
ほんのちょっと書かせていただきました。
このとき一番思ったのは…
「それがなぜ必要なのか?」
という、まあ、私が所属していた某団体で
よく議論される点なんですよ。
(笑)
 
なぜ町に必要なのか…?
あるとどうなるのか…?
無くなるとどうなるのか…?
なぜ今そこは疲弊しているのか…?
どう改善していけばいいのか…?
 
一言では言い尽くせない理由があるし、
みんなの思いがあります。
でも衰退や疲弊という言葉は待ったなしです。
だからこそあえてブログにしてみたんです。
少しでも気にしてくれる人がいるんじゃないかって…
 
いくら故郷でも、
自分は今居住していないわけで、
まぁ、若干無責任な立場ではありますね…
ホント、申し訳ないのですが。
 
岩見沢に目を移すと…
西友問題にしても、
中心市街地にしても、
やっぱり感じるのは「なぜ?」に
明確に答えられる人がいないってことが
難かしくしているんじゃないでしょうかね?
 
高齢者が増え、車社会が崩壊して…
だからコンパクトな生活圏が必要になってくる。
解っちゃいるけど身につまされないと
なかなか積極的な行動はできるものではないです。
 
だからこそ、駅ってすごい力を発揮しちゃいましたね!
今岩見沢の話題の中心ですからね。
ここでもうひと踏ん張り
話題を提供したいですな…
「岩見沢駅、ギネス認定!」
みたいなね…
どんなことがギネスに引っかかるかは
全然いい加減に書いちゃっただけですけどね…
すいません。
 
まぁ、ラーメン屋のオヤジのたわごとですし、
「言うならオヤジやってみろ」
って話ですけどね…
ごめん長文で…

平野

頑固オヤジさん

ホントその通りです。
最近頑固オヤジさんのブログ記事には考えさせられる事が多いんですよね。(http://uchuuken.blog45.fc2.com/)


長文歓迎です(笑)

匿名:

匿名にて失礼します。

駅周辺、特にポルタビルの問題は確かに大きいですね。
子供の頃に親に連れられて街中を歩き回っていた頃の活気が今では嘘のように閑散としていて、どことなく悲しい気分です。

西友の後継店について新聞に出るたびに「ポルタビルはフロアが広すぎて使えない」「駐車場が不便だから集客が見込めない」という食品スーパーの声が毎回のように出ていて、思い切って取り壊して新しい施設を作った方が良いのではと感じています。
私自身も「敷地の半分を商業棟にして残り半分を立体駐車場にすれば使い勝手は格段に良くなるはずだ。今と同じ規模を保ちたいなら、狭くなった分だけ商業棟の階数を増やして補えば良いのではないか。」などと素人なりに想像するものの、私のような一個人ではそんな巨大事業を興す力はありません。

結局、私も想像と批判しかできずにアクションを起こせない他力本願な人間ですが、いつかアクションを起こせる者が見てくれないかと思いながら、こうしてインターネットに自分の想像や意見を書き連ねています。

話は変わりますが、小もろさんや天狗まんじゅうさんやが入居している駅前ビルの建て替えが計画されてるようですね。また、4条西4丁目にはビジネスホテルが建つという話も聞きます。(岩見沢市HPの中心市街地活性化計画資料より)
それに、駅前通りも歩道の拡幅・再整備の計画がありますね。
個人的に、今の駅周辺は空知の中心と呼ぶには(活気だけではなく景観の面でも)貧弱すぎるという印象を持っていたので、これらの新しい建物と駅前通りが駅舎ととも市街地の新しい姿を形作っていってくれる事を期待しています。
物事は中身が肝心ですが、だからといって見た目を蔑ろにはできないでしょうし。

長文失礼しました。

平野

匿名さま

コメントありがとうございます。
こういうお話ができる事にありがたく思います。


西友跡の利用については色々な考え方があって、思い切って取り壊すというのも視野に入れるべきなのかもしれませんが、あの建物を取り壊すだけでも数億円という費用が必要だと思います。


では、その費用負担を誰ができるのか?取り壊すのに市が費用を負担して、その後どうするか?結局はよくある疲弊した地方の中心市街地の典型で、美容室と青空駐車場だけが増えていくというのが想像できてしまいます。


あの場所自体が市場経済原理の中で、商業ベースでペイしないと判断される場所であるならば、これ以上の発展を見込むにはちょっと苦しい・・。


と言うと、何ともお先真っ暗の話しか出てこないのですが、それも一つの現実なんですよね。

駅前通もしかり。


せっかくの拡幅計画も、その地域で商いを行うという意欲と、投資に見合うだけの利益が見込めなければ、結局これまた日本中に良くある道路だけ綺麗なシャッター街という駅前通りが出現して終わってしまう可能性が非常に高い。


それは何とか阻止しなければならないのだけれど、結局は中心市街地の話をしても、そこで経営にトライする人々が本気で利益を出す考え方の上で商売を展開しないと前進しないわけで、しかも郊外型でスケールメリットを武器とする巨大資本の前には、かなりの名案を持って突き進む能力がなければ、これまた絵物語に終わってしまいます。


結局のところ、何をするにも投資を行って、それを上回る利益が望めなければ誰も一歩を踏み出す事ができないと思われ・・・。


ここでは何ともオブラートに包んだ言い方しかできませんが、色々な悲観的な見通しの中で、何とか突破点を見つけていかなければ街は変わる事もないでしょうし、でもその突破点を見つけたところで、日々の生活に追われるものとしては、いつまでも生活の確保で手一杯で何らアクションを起こすことができないのかもしれない。


自分も他力本願ではいけないと思いつつ、現実はなかなか厳しいものがあります(汗)


いずれにせよ、こういうお話を出来る場を沢山の人と共有できる事が大事なんだと思いますよね。


このお話は日本中の地方で抱える問題ではあるけれど、これから人口減少が著しい縮小経済の中では、目先を考えると岩見沢市の西友や駅前の問題であるけれど、もっと長いスパンで見ると、グローバルな世界観の中で、地方都市を切り捨て、究極のコンパクトシティ化として北海道は札幌一極集中させるぐらいの思い切った政策が必要になってくるような気もします。


そうならないために、まずはその街に住んでいる自分達が何とか踏ん張らないと!というのが行きつく先。


そして「では何を?」


と考えた時には、「さぁ・・・」というのがもう一つの現実。

やっぱり出来る事からやっていくしかないんですよね。


と、なんともダラダラと長文乱文失礼しました。


何とか前に進みたいものですね。

TAMY:

平野さんこんにちは
いつも拝見しています。
前向きな姿勢に本当に敬意を表します。

ポルタビル壊してみましょうか?もちろん空想の世界ですが・・・・

実はポルタビルの再利用型再生はほとんどのパターンでシミュレーション済みですが、解体建替型再生は誰もまだシミュレーションしていないんです。

不動産事業は企画100のうち実現可能なのは1ですから、シミュレーションだけでもドンドンやった方がいいんですよね。

批判しても嘆いてもしょうがないから、出来ることから(というより出来ることだけ)1つづつ、ということでしょうか。


やってみます。

平野

これはこれは!TAMYさま。

まちづくりのプロからコメントをいただくと、ドキッとします(笑)

そうでしたか!取り壊しのシミュレーションはまだだったんですね・・。現在の買い取りうんぬんが表面化する前、某大先輩から取り壊すと数億円かかる事から、八方塞がりという話を聞いた事がありました。

いずれにせよ、出来ない理由を先に言ってはならないという原則になかなか打ち勝てない自分がおります。

先日、TAMYさんのブログで色々と勉強させてもらいました(笑)

今後とも宜しくお願いいたします。

癒しオヤジ

初めてコメントします。
ポルタビルに関して言わせて頂ければ、私は取り壊すべきと考えます。それは何故か?敢えてここには書きません。
私も町おこしに携わる者の一人ですから、今後、平野さんにお会いする機会があるかと思いますので、その時にお話させて頂きます。きっと近いうちに、その機会が訪れるような気がしますよ。

不躾なコメント、申し訳ありませんでした。

平野

癒しオヤジさま

代表さんではなく店長さんでしょうか?
貴重なコメントありがとうございます。

まだお会いする機会に恵まれておりませんが、近いうちにそんな場もあるかと思います。その時は何卒宜しくお願い申し上げます。


ポルタビルはこの街にとってとても重たい話題で、ひょんなブログからこんなに話が広がって来る事に驚きです。是非、真剣に話し合う場や有識者を交えて広く勉強する機会があれば良いですね。

そうすれば新たな展開があるかもしれません。

癒しオヤジさんのNPOが立ち上がった時のような転機が・・・。